45歳男性 自営業
息苦しさが続いたため病院で心臓や肺の検査を受けましたが、特に異常は見つかりませんでした。
そのため、自律神経の乱れが原因なのではと考えています。
整体院に通った場合、自律神経の不調に対してどのような診断やアプローチがあるのか、
また、費用や治療回数の目安などについて知りたいです。
さらに私はぎっくり腰を繰り返す体質でもあるので、日常生活での養生法や
リハビリの方法など、あわせて教えていただけると嬉しいです。
回答
鍼灸整骨院や整体院で自律神経失調症やぎっくり腰体質に対するアプローチを行う場合、以下のような診断・治療が一般的です。
ご参考までに具体的な内容を整理いたします。
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### **【自律神経失調症に対するアプローチ】**
#### **1. 診断方法**
– **問診**:息苦しさのパターン(例:緊張時・安静時)、睡眠の質、ストレス環境などを詳細に確認。
– **身体検査**:筋肉の緊張(特に首・肩・背中)、姿勢の歪み、呼吸の浅さがないかをチェック。
– **自律神経機能の簡易評価**:手足の冷え、発汗状態、脈拍の変動などを観察。
#### **2. 治療方法**
– **鍼灸**:
– 自律神経を整えるツボ(例:内関〈手首〉、百会〈頭頂部〉、足三里〈膝下〉)を刺激。
– 副交感神経を優位にし、呼吸を楽にする効果が期待できます。
– **整体・骨格調整**:
– 胸郭(肋骨周辺)や頸椎の可動性を改善し、呼吸をしやすい状態に導きます。
– **呼吸指導**:
– 腹式呼吸や横隔膜ストレッチを指導し、自律神経のバランスを整えます。
#### **3. 費用・回数の目安**
– **費用**:
– 鍼灸:1回 **3,000~6,000円**(保険適用可の場合もあり)。
– 整体:1回 **4,000~8,000円**(自費診療が主流)。
– **治療回数**:
– 週1~2回のペースで **2~3ヶ月**が目安(状態により個人差あり)。
– 改善後はメンテナンスとして月1~2回通院される方もいます。
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### **【ぎっくり腰体質への対策】**
#### **1. 予防的アプローチ**
– **骨盤・腰椎の調整**:
– 仙腸関節のずれを整え、腰への負担を軽減。
– **筋バランス改善**:
– ハムストリングスや大腰筋の柔軟性を高め、再発を防ぎます。
#### **2. 生活指導**
– **姿勢改善**:
– デスクワーク時は「坐骨で座る」意識を持ち、腰への負荷を分散。
– **動作アドバイス**:
– 物を持ち上げる際は「膝を使う」「腰を丸めない」を徹底。
– **セルフケア**:
– 腰周辺の温熱療法(カイロや湯船)や、腸腰筋ストレッチを推奨。
#### **3. 急性期の対応**
– ぎっくり腰発症時は、炎症を抑えるため **アイシング**(10分×数回/日)を行い、無理に動かさずに早期受診を。
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### **【総合的なアドバイス】**
1. **ストレス管理**:
– 自律神経の不調には「ゆっくり湯船に浸かる」「スマホ断ち時間を作る」などが有効。
2. **運動習慣**:
– ウォーキングや水泳など、全身を使う運動で血流改善を。
3. **栄養面**:
– マグネシウム(ナッツ類)やビタミンB群(豚肉)を積極的に摂取。
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### **【注意点】**
– 息苦しさが強い場合は、必ず医療機関で心電図や胸部X線などの検査を受けてください。
– 自律神経症状は「頚椎の異常」「貧血」「甲状腺機能障害」などが隠れている場合もあるため、原因不明の場合は再度内科受診を推奨します。
鍼灸整骨院では「身体のゆがみ」と「自律神経」を総合的に診ることで、根本改善を目指せます。
まずは1~2回体験施術を受け、ご自身に合うか確認されるのがおすすめです。
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