腰が痛むと膝が楽に、膝が痛むと腰が楽に…なぜ?

62歳 会社員 男性

60代になり、身体のいろいろな部分に痛みを感じるようになりました。

特に不思議なのが、腰が痛くなったと思ったら、しばらくすると膝に痛みが移り、その頃には腰が良くなっているという点です。

逆に膝が良くなると腰が痛くなるため、同時に痛むことがありません。

このような痛みの移り変わりには理由があるのでしょうか?

ストレッチ
肩に痛みがある時にできるストレッチを教えていただきたいです。

回答

まず、一つ目の質問「腰と膝の痛みが交互に出るのはなぜか」について、考えられる理由を説明します。

腰と膝の痛みが交互に出る理由

これは、体の「代償動作(だいしょうどうさ)」や「痛みの移動」と呼ばれる現象で、非常に理にかなった体の反応です。

1. 体のバランス調整: 腰が痛むと、無意識にその痛みをかばう歩き方や姿勢になります。

すると、通常とは異なる負荷が膝にかかり、次に膝が痛み始めます。

膝が痛くなると、今度は膝をかばおうとして腰への負担が増し、腰の痛みが再発します。

このように、負担が「腰→膝→腰」と移動している可能性が高いです。

2. 神経の関連痛: 腰(特に腰椎)の神経は脚にもつながっています。

腰の状態が悪化すると、膝に痛みとして感じられることがあります(関連痛)。

逆に、膝の痛みで歩き方が変われば、腰に負担がかかります。

3. 全身の連動性: 腰と膝は、股関節や足首などを介して、一つの「運動連鎖」でつながっています。

どこか一部に問題が生じると、その影響が連鎖的に他の部位に現れるのです。

大切なのは、どちらか一方だけが「悪い」のではなく、体全体のバランスや歩行姿勢に根本的な原因がある可能性が高いということです。

これを機会に、全身の状態を見直すきっかけにされると良いでしょう。

次に、二つ目のご質問「肩が痛い時のストレッチ」について、安全に行える方法をご紹介します。

痛みが強い場合(鋭い痛み、刺すような痛み)や、腕にしびれがある場合は、ストレッチをせずにまず医師に相談してください。

肩の痛み緩和のための安全なストレッチ(座位で行う例)

いずれもゆっくりと、呼吸を止めずに、気持ち良いと感じるところまで行ってください。痛みを我慢して伸ばすのは逆効果です。

1. 首・肩まわりのリラックス

· 椅子に座り、背筋を軽く伸ばします。
· ゆっくりと頭を右側に倒し、左肩が伸びるのを感じます(15-30秒キープ)。
· 反対側も同様に行います。

2. 肩甲骨まわし(猫のしっぽ巻き込み)

· 椅子に座り、楽に手を膝の上に置きます。
· 肩を大きく後ろに、ゆっくりと円を描くように回します(耳をすくめないように)。10回程度。
· 終わったら、逆に前に回します。

3. 胸のストレッチ(姿勢改善に効果的)

· 椅子に座り、両手を頭の後ろで組みます。
· 肘をゆっくりと後方に開き、胸の前が広がるのを感じます(15-30秒キープ)。腰が反りすぎないように注意。

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